2004 World Econo Move in Akita


5月3日・4日に、大潟村ソーラースポーツラインでWEM in 秋田が開催されました。
部に昇格後初のレースであり、WEM自体も初参加、そして新マシン「颯」の初レース。
しかも燃料電池部門・鉛蓄電池部門のダブルエントリーに挑戦と、
私たちにとっては盛りだくさんの、重要な大会でした。

5月4日の秋田地方は大荒れ。決勝は中止となり、3日の公式練習の結果がそのまま公式結果となりました。

燃料電池部門・・・総合7位、ジュニアクラス3位入賞!
鉛蓄電池部門・・・総合57位、ジュニアクラス27位。




5月2日 会場入り、テスト走行

マシンを車に積み込みます。
楽しそうですね、N君。
積み込み
調整
会場入り。
テスト走行を繰り返しながら、ステアリング、
サスペンション、ギヤ比の調整を行いました。
また、燃料電池の吸気が悪く電圧が
不安定であることが判明。
テスト走行を終えた後、ダクトを取りつける作業を
行いました。
その他は問題なく、なかなかの走りでした。
明日はいよいよレース!



5月3日 車検、公式練習

  
ダクトが新設された「颯」。
この日の朝のテスト走行では、発電状況が
大幅に改善されました。
ダクトの効果は予想以上です。
ダクト
車検
いよいよ車検です。
後方の視認性に問題があり、ミラー位置の変更を
指示されました。ボディや窓の形状の設計の
段階でしっかり確認しておくべき箇所でした。反省。
その他は特に問題なく、無事車検通過!
車検後に公式ホームページに載る写真を撮影。 写真撮影
グリッドイン
そしていよいよFC部門公式練習が始まります。
グリッドについて最終確認中。
緊張のスタート前。
チームメンバーもマシンから離れました。
ついに「颯」の初レースです。
ドライバーT君、思いっきり撮られてますね。
スタート前
FC予選走行中 走りは好調。
しっかりとペースを保って走ることができました。
発電状況もよく、ボンベが冷えることも完全に
防げました。
本番のためのデータ収集もOK!
FC部門は無事に終了。記録は23周、
26,201.40mでした。
水素消費量は88.78NLと少なかったので、
ドライバーが走行中にパージ(余分な水素を抜き、
供給状態をよくする)できるように翌日までに
改良することになりました。
颯、WING04、TGMY
バッテリ部門スタート前
電装担当の頑張りで、燃料電池システムから
バッテリーへの載せかえはわずか20分程度で
無事終了。
鉛蓄電池部門がスタートします。
ドライバーN君、緊張してますか?
こちらも順調でした。
最初は抑え目のペースで走り、バッテリの電圧を
見ながら徐々にペースアップを指示していき、
レース終了間際で使い切りました。
本番のためのデータはしっかりとれました。
記録・・・5週、35,760.37m
BAT予選走行中
予選終了後
公式練習を両方無事に終え、データもまとめ、
本戦のペース配分についても準備万端でしたが…。
天気は次第に悪くなり、雨もパラついてきました。
予報は大荒れですが…



5月4日 本戦

そして迎えた本戦の日、5月4日は、夜中から強い雨と風が続いていました。
朝早くからずぶ濡れになって準備作業を進めていましたが、午前11時に
競技中止を伝えるアナウンスが入りました。
皆、残念な気持ちを隠せませんでしたが、安全を考えての決定であり、
仕方がないと言わざるを得ません。

今回のレースの結果を生かして、夏のWSBR、そして来年のWEMでは
よりよい結果を残せるように、頑張りたいと思います!



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