昨年6月 丹野会長の後任として、秋田化学工学懇話会 会長を仰せつかりました。本懇話会が秋田県の企業並びに働く人々に、秋田で働けて良かったと思えるような環境作りに少しでも貢献できますよう頑張りたいと思います。どうか皆様のご協力と、ご指導ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。
さて、秋田県は少子高齢化に代表されるように、日本で最も高齢化率が高いという現実があります。一方、世の中の景気は良くなっているというものの、人手不足もあり、秋田県ではなかなか実感できないのが現状かと思います。
今後はバブル期のような景気の良さが実感できるような現実が起こるとは考えにくく、高齢化率が高くても、産業をうまく回すことによって、高質な豊かさを感じられる時代が求められるのではないかと思っております。
秋田県は、風力、地熱などのエネルギー資源、金属リサイクルなどの金属製錬技術、電子部品などの磁性技術に代表されるように、数多くの資源と技術ポテンシャルを秘めております。そして、化学工学はあらゆる産業に欠かせない分野であり、秋田県の資源・技術ポテンシャルを最大限に生かすことのできる学問であると思います。
化学工学と高齢者と秋田のポテンシャルをうまく組み合わせること、また会員の皆様一人一人のポテンシャルを組み合わせることによりまして、秋田県の皆様が高質な豊かさを体感できる社会をつくることができるのではないかと感じております。
是非、秋田化学工学懇話会に参加して頂き、異業種交流の場、出会いの場として、会員の皆様と意見を交わしながら、これからの秋田県に住む人々に豊かさを感じられるよう社会づくりに、皆様とともに貢献していきたいと思います。
皆様の参加をお待ちしております。