インターネットに関する用語

【インターネット】 インターネットとはネットワーク間の相互接続を意味している。ネットワーク(network)という言葉自体は、網(net)を張り巡らせる(work)という意味からきた言葉であり、ここでいうネットワークとは計算機ネットワークのことを指している。ネットワークの語源を考えると計算機ネットワークとは、いろいろなところに点在する計算機同士を互いに結び付け、それらの計算機の間で自由に通信を行えるようにしたもの、と定義することが出来る。
【Webページ】 WWW(World Wide Web)。インターネットで標準的に用いられるドキュメントシステムで、WWW、W3または単にWeb(ウェブ、ウェッブ)とも呼ばれる。
【ブラウザ】 ブラウザはWWWで提供されている情報をインターネット上から検索して、コンピュータの画面に表示させるアプリケーションのことをいう。Webページを閲覧(ブラウズ)するためのソフトウェアである。代表的なものに、Microsoft社の「Internet Explorer」やNetscape Communications社の「Netscape Communicator (Navigator)」、オープンソースの「Mozilla」、Opera Software社の「Opera」などがある。何らかのサービスを提供する側を”サーバ”と呼ぶのに対して、サービスを提供される側を”クライアント”と呼ぶ。ブラウザはクライアントプログラムの一つである。
【HTML(Hyper Text Markup Language)】 HTMLはWWWで利用する情報を作成するための基本言語である。W3C(WWW Consortium: WWWで利用される技術の標準化をすすめる団体)が作成している規格で、現在使用されているHTMLのバージョンは4.01(1999年)である。HTMLの次期バージョンとしてXHTML (eXtensible Hyper Text Markup Language)が勧告されている。
【HTMLファイル】 HTMLファイルは基本的に3つの部分で構成されている。HTMLファイルであることを示す<html>タグの範囲、タイトルや特徴などのヘッダ情報を入力する<head>タグの範囲、そしてページの本文を入力する<body>タグの範囲である。
 <body>と</body>で囲まれた範囲に、ページのメインとなる情報(全ての文章やHTMLタグ、イメージなど)が入る。
<html>
     <head>
          ヘッダ情報
     </head>
     <body>
          本文
     </body>
</html>
【タグ(HTMLタグ)】 HTMLタグは次のように< >記号で囲まれている文字列のことをいう。
 <タグ名>タグ機能を影響させる文字列</タグ名>
 基本的にタグは、開始タグと終了タグがあり、タグの機能を影響させたい文字列をそれぞれのタグで挟んだ構造をとっている。終了タグはタグ名の先頭に/(スラッシュ)をつける。例えば、太字(Bold)にするには
 <b>太字にする文字列</b>
とすれば良い。終了タグを付け忘れると、これ以降の文字列は全て影響が及ぶことになる(但し、一部のタグには開始タグだけで終了タグがないものもある)。タグとして入力する文字には大文字と小文字の区別がなく、例えば、文字列を中央揃えにするタグの<CENTER>も<Center>も<center>も同じ機能になる。
 タグ(しるし)を書くということは、その機能を持たせる文字列に「しるし」を付けるということになる。HTMLのマークアップという言葉はこの「しるし付け」を表している。
【ファイル名】 HTMLファイルの拡張子は".html"をつける。ブラウザでは拡張子が".html"のファイルをHTMLで作成されたページとして判断する。ホームページの先頭にするHTMLファイルには必ず"index.html"というファイル名を付ける。これは、ブラウザでURLにファイル名を指定しないとき、自動的にWWWサーバ側で"index.html"を転送するためである。WWWサーバの多くはUNIXを使用しているので、ファイル名の大文字と小文字は区別される。それゆえファイル名には通常、小文字が使用される。
【FTP】 (File Transfer Protocol)。コンピュータ間でファイルを送ったり受け取ったりするプロトコル。プロトコルとは通信手段のことで、簡単に言うとコンピュータ同士で話す言葉である。インターネットで使われている"HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)"もプロトコルの一つで、Webページ専用のファイル(HTMLファイル)送受信プロトコルである(それ以外の種類のファイルも転送できる)。
【サーバー】 (Server)。サーバーとはクライアントに何らかの機能(サービス)を提供するコンピュータのことを言う。ホームページのサービスを提供するサーバーはWebサーバー(またはWWWサーバー)と呼ばれる。サーバーにはWebサーバー以外にも、ファイルの共有サービスを提供するファイルサーバー、プリンタの印刷サービスを提供するプリンタサーバー、電子メールの送信受信サービスを提供するメールサーバーなどがある。一つのコンピュータで複数のサーバー機能を有している場合もある。
【URL】 (Universal Resource Locator)。URLはインターンネット上で情報のある所在地を示している。インターネット上のURLは唯一のものであり、これにより広大なインターネット上から特定の情報を指定することが可能となる。URLは

 アクセス方法://サーバのドメイン名/ディレクトリ名/ファイル名

で指定する。アクセス方法には

などがある。
【CGI】 (Common Gateway Interface)。クライアントから要求があった時、サーバでプログラムが起動するようにした仕組み。これによって、ホームページを閲覧することによってリアルタイムにページ内容が更新される。プログラム言語として「Perl」と呼ばれる言語がよく使われる(他に「PHP」や「Ruby」と呼ばれる言語も使われる)。CGIを使ったサービスとしては、「アクセスカウンタ」の他、「掲示板」や「カレンダ」「日記」など色々ある。

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