サッカーロボットの紹介


競技結果

 競技は、5班に分けてリーグ戦を行った.チームは1班(相場,淡路),2班(小笠原,岡見),3班(加藤,佐川),4班(佐々木,高橋),5班(藤井,渡部)である.先行,後攻はじゃんけんで決め,3分ハーフでトータル10試合が行われた.今年は無線のコードを予め決めていたので混線による影響はなかった.連日徹夜状態が続き,疲労困憊の果てに完成したのが前日であり,完成度が後一歩というロボットや操縦が未熟で練習が必要と思われるロボットがあり,初戦はゲーム進行がなかなかスムーズにいかなかった.しかし,慣れるにつれ熱戦が繰り広げられ無事,全試合を終了できた.
優勝は4班(佐々木,高橋)でロボコン経験者チームである.佐々木,高橋ペアは唯一,電気工学科出身者ながら電子基板の半田不良に悩まされていたが,問題をクリアした後はスムーズに完成度の高いづくりを心掛けていた.結果は勝ち点が7点で常に安定した試合運びだった.ロボットの特徴としては前方のスプリングを用いた往復機構のハイド板である.これにより,押し込みによる得点が鮮やかであった.2位は5班の藤井,渡部ペアで,勝ち点は7点であるが,得失点差で負けた.このロボットも前日まで電子回路が不調であったが,配線ミスを発見した後は予定通りのマシンスペックに仕上がったようである.シュート方法は前方の回転型押し出し機構である.マシンの機敏性は随一ではあったが,ロボットの操縦にやや難があり,なかなか目前のボールコントロールがうまく出来ずに2位に甘んじたようである.3位は2班で小笠原,岡見ペアである.勝ち点は4点.こちらも前日まで電子回路特にモータドライブ回路に配線ミスがあり,電子回路に時間をとられマシンの完成度を上げることができなかった.しかしながら,試合中は動作不良もなく全試合なんとかマシンコントロールが可能であった.残念だったのは,4位の3班の加藤,佐川ペアである.試合前までは問題なくロボットが起動していたのに,突然の無線コントロール不能に陥ってしまった.多分,受信側の半田不良であると思われる.苦心して作ったロボットの勇姿を観覧者にアピール出来ずに終わってしまった.また,1班の相場,淡路ペアはとうとう試合当日まで電子回路の問題点をクリアできずの参加になってしまった.連日徹夜をして頑張ったのだが誠に残念である.
サッカーロボット大会は今年,第2回大会であった.なかなか,思惑通りロボットが仕上がらなかったので,,大会自体,開催できるかどうか危ぶまれたが,学生諸君の賢明ながんばりにより無事,予定通りの日程で開催することが出来た.試合前半は試合進行がもたついたが後半スムーズに進行できた.競技も予想以上に良い結果が得られ、学生の満足度も高かったようである。昨年同様,手探り状態のロボット製作で思った以上に時間が掛かり特別研究などにやや食い込んだ形となったが,学生自身,ほんとうに頑張ったことには感心させられた.ミスも多かったが,失敗が成長を生み,ものづくりの基本やテクニックなどを充分体得したのではないかと考えている.今後もこの頑張りを継続し,卒業研究などに充分力を発揮して頂きたい.我々スタッフとしても,今回の反省をもとに,より満足度の高い設計製作にする予定である。


競技直前集合写真


第1位(佐々木,高橋組)
大型特殊
第2位(藤井,渡部組)
チャア専用グズ
第3位(小笠原,岡見)
藤井☆大樹
第4位(加藤,佐川組)
コバチェビッチ
第5位(淡路,相場組)
インパルス


製作および競技の様子



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