コンピュータ実習2週目


テキスト:「実習 情報基礎」インプレスジャパン(2003)
テキストを参考にしながらMicrosoft Excelの使い方を覚える。作業内容は次の通りである。 課題3、4をそれぞれ表とグラフをA4用紙にまとめて提出すること(提出日を入れること)。
〆切は次回の実習日の8:40まで 時間厳守!!
課題4はこちら
=== 課題 3 ===

 抵抗R [Ω]に電圧V [V]を加えて電流I [A]を測定したところ、下図のようなデータとなった。
測定データ

  1. それぞれの抵抗値を計算しなさい。
  2. Excelの関数を使って、抵抗値の平均値を求めなさい。
  3. 電圧と電流の関係を示すグラフを作成しなさい。
連続データの作成(テキストp.111参照)

 A列に電圧値を0.0〜80.0まで10.0刻みで入力する。
 このとき、オートフィル機能を使って一定間隔の連続データを作成する。
 コピーしたいセルを選択し、右下の+マークをクリックしてコピー範囲をドラッグする。
コピー

 連続したデータを入力するには複数のセルを選択する。
連続

  1. 表示データの桁数を揃える時は、桁数を変えたいデータ範囲を選択し、「小数点表示桁上げ」あるいは「小数点表示桁下げ」ボタンを押す。

  2. 桁上げ 小数点表示桁上げ
数式による計算(テキストp.131参照)

 数式を入力して、C列に抵抗値を計算する。

 数式を入力するセルを選択し、「=」(半角)を入力した後、数式を入力する。
数式入力

 他の電圧値に対してもオートフィルのコピーを使って計算する(テキストp.132)。 数式コピー

 抵抗の平均値を、抵抗値の合計から求めてみる。
 「SUM関数」を使用する。 sum

 抵抗の平均値を、AVERAGE関数を使用して求めてみる。
 「AVERAGE関数
average

  1. 関数の入力は「数式バー」の隣の「fx 」アイコンをクリックしてもできる(テキストp.139)。

  2. 関数 関数の入力
グラフの作成(テキストp.144参照)

 電圧-電流の関係をグラフで表示する。

 科学技術の論文やレポートでは、一般に「散布図」を使う。
 散布図とは、2種類のでーた(ここでは電圧と電流)に相関関係があるかどうかを分かりやすく表現する図である。

 始めにグラフにしたいセルの範囲を選択する。ここではx軸にA列の電圧を、y軸にB列の電流を選ぶ。
 x軸にするA列のデータを選択する。次に「Ctrl」キーを押しながら、y軸にするB列のデータを選択する(列全体を選択しても良い)。
グラフ1 セル範囲の選択
 選択した状態で、「グラフウィザード」アイコンをクリックする。
グラフ2 グラフウィザード

 「グラフの種類」で「散布図」を選択する。
 一般に、実験データはポイント、計算データ(シミュレーション結果など)はのみを選ぶ。これは、実験データでは測定したポイントに意味があるためである。
グラフ3 グラフの選択

グラフ4 軸タイトル

グラフ5 目盛り線

 グラフを右クリック→「プロットエリアの書式設定」で「領域」を「なし」にチェックして塗りつぶしをなしにする。
グラフ7 プロットエリアの書式設定

 グラフエリアを右クリック→「グラフエリアの書式設定」で「輪郭」を「なし」にチェックして図の枠線を消す。
グラフ9 グラフエリアの書式設定

 「軸の書式設定」でグラフがわかりやすいように適切な表示に軸の数値や目盛りを指定する。
グラフ10 軸の書式設定

 これでひとまず完成。
グラフ10

 しかし、電圧-電流の関係は「オームの法則」より直線的に変化しているので、プロット点を結ぶより近似直線を引いた方がよい。
 「グラフの種類」をポイントのみとして、「近似曲線の追加」をする。 グラフ11 近似曲線の追加

グラフ12

=== 課題 4 ===

 長さ l = 1000[m]のアルミニウム(抵抗率 ρ = 2.75×10-8[Ωm])の電線がある。この電線の断面積 A を0.0001から0.0020[m2]まで0.0001刻みで変化させた時の抵抗値 R を求め、断面積と抵抗値の関係をグラフに表しなさい。

課題2

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