秋田工業高等専門学校 電気情報工学科

坂本研究室(量子ビーム工学研究室)

写真とか


ここでは、研究室で行なった研究活動等の紹介を行います.
 

平成29年9月6日〜8日 北海道幌延町放射性廃棄物地下処理研究所の見学会に参加しました.

 秋田県においけるエネルギー事情については火力・風力・水力・太陽光が盛んであり,原子力発電所がないことからも原子力発電およびその関連分野についての情報が入ってきていないのが現状です.しかしながら,本校卒業生には電力会社およびその関連施設に就職する学生も多くいるため,その予備知識として日本のエネルギー事情や原子力発電の基礎原理およびそこから派生する核廃棄物の処理問題などを学習しておくことは非常に重要なことと考えています.そのような背景を踏まえて,一般財団法人日本原子力文化財団が実施する「地層処分事業推進のための学習の機会提供事業」に応募・採択され,見学会に参加してきました.
 見学会では,北海道稚内市の南に位置する幌延町に建設されている「幌延深地層研究センター」において,地下300mに設置された研究施設を見学し,原子力発電所からでる放射性廃棄物の後処理(バックエンド)問題について実際の研究者の方々の案内をいただきながら勉強することができました.また,見学会の後には「原子力発電とバックエンドの必要性」と題した日本原子力産業協会の武田精悦氏による勉強会を行い,日本のエネルギー事情における原子力発電の位置付けや長期にわたるバックエンドに関する問題についての意見交換が行われました.
 今回参加したのは坂本研究室に所属する5名の卒業研究学生と引率教員でしたが,みなさん熱心に見学会・勉強会に参加し,とても貴重な機会が得られました.
 今後も,当研究室では原子力発電に限らず日本のエネルギー事情についての確かな知識を有する学生を育成するため,見学会や勉強会に学生を派遣していく予定です.
 
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